長期的観点に立った場合、今後のリート投資はどう位置付ければよいか?

 

債券と同じように金利の上昇に対してリートはネガティブに反応します。これは一般的には正しいのですが、実は常に債券ほど素直にマイナスの反応を示すわけでもありません。金利の上昇・下落は種々の要因によってもたらされますが、景気の拡大を背景としている場合、リート価格は上昇します。

さらに、景気の拡大期にはリートは株式よりもアウトパフォームするということがよくあります。実際に、2003年から2007年まで、金利は上昇の一途をたどったのですがこの時は景気の拡大を背景としており、株式市場の上昇を大きく上回っているのです。つまり、長期的に見た場合、必ずしも債券ほど金利に敏感になる必要はありません。一方で、不動産はバブルになりやすいという性質ももっています。

まさに2007年にサブプライムローン問題が明るみになった際には大きく下落をしてしまっているわけです。今後、当時のような世界的な金融危機が起こる可能性は低いかもしれませんが、リートは株式よりもリスクが高いという性質は頭に置いておいてください。以上のことを考えると、リートを脇役としてポートフォリオに組み込むのはOKですが、やはり長期投資の主役には株式をすえるべきだと考えます。

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